凩とぬさんとのラジオ「帽子と九十九神の、話がそれました。」。今回は、ラジオの準備とアドリブについて少し書いてみようと思います。
自分は、大枠だけ決めて、細かい部分はアドリブで補う形式のほうが好きです。どんな話をするかは考えておきたい。でも、何をどう言って、どんな言葉を返すかまで、全部決めておきたいわけではありません。
理由の一つは、相手の反応から予想外の話が生まれるのが面白いから。同じ話題でも、相手がどこに反応するかで、その先の会話は変わります。自分では考えていなかった方向に進んで、そこからまた話が広がる。そういうやり取りが好きです。
元々ステージMCをやっていて、現場に立って初めて生まれる雰囲気やネタがあることを知っている、というのも大きいです。準備の段階では思いつかなかった話が、その場の反応から出てくる。そういう面白さがあるからこそ、細かいところまで決めきらず、その場で拾える余地を残しておきたいんですよね。
もう一つは、台詞を決めすぎないほうが自然に話せるからです。相手の言葉を聞いて、そのときに思ったことを返す。用意した言葉をそのまま話すよりも、その場の会話に合わせて言葉を選べるほうが、自分には合っています。
だからといって、何も決めずに始めたいわけではありません。話の大枠は用意して、細かなやり取りは相手と話しながらつくっていく。準備した話と、その場で生まれた話。その両方を楽しめる形が好きなんだと思います。
ぼすとぬラジオでも、話題から少しそれたときに、すぐ元へ戻すだけではなく、その先にどんな話があるのかも楽しめるようにしたいです。とぬさんの反応を聞いて、自分が返して、そこからまた別の話が出てくる。そんな会話にしていけたらと思っています。
「話がそれました。」という番組名なので、話がそれた先にも、ちょっと付き合ってもらえたらうれしいです。
